ICT

サイバーセキュリティをどう捉えればよいのだろうか

サイバーセキュリティ基本法は意味不明だ。自分達は富んでいる、先行して豊かになったから、防衛する必要があるという思想が透けて見える。もちろん、サイバーセキュリティを強化しないと安全は守れないが、ゼロベースでデジタル・ガバメントを再構築しないと衰退は止まらない。セイバーセキュリティ施策は民主主義高度化に資するものであってほしい。
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ipfsに期待する

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The IPFS logo
ipfsは個人の活動を裸にする。プライバシーが守られればリアルな個人と結び付けられることはないが、そのハッシュデータを否定することはできない。このパラダイムチェンジは必ず起きるが、生身の人間は簡単には適応できない。しかし、意外と短期間で到来する可能性はある。

デジタル時代の基礎教養はITパスポート試験相当が妥当か?

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情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験区分一覧
テレワークマネージャーをやっていて経営者が持つべきデジタル時代の常識とは何かを考えさせられている。超久しぶりに情報処理技術者試験の内容を見直してみたら、国は結構良い育成プログラムを作っていると感じた。デジタル庁のような派手さはないがIPAの活動に敬意を表したい。

暗号資産はじめました2 信用とは金の裏付けか

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takayuki-hagihara-eth-Address-0x55b54072c35b4b75c02b1e054558b0768dc53d93-Etherscan

昨日暗号資産はじめましたを書いた。

Ethereumの世界に入ってみたら、気付きは多かった。冒頭の画像は、Etherscanというブロックチェーンの台帳を見ることができるサイトで、自分のアカウントの一つの取引履歴を見たものだ。取引履歴はどのアカウント(アドレス)でもアドレスがわかっていれば見ることができるようになっている。匿名性は保証されるが、トレーサビリティは保証されているのが印象的だ。

暗号資産をはじめた理由は、とにかくDNS名に相当するENS名を一つ所有しておこうと思ったのだ。Ethereumの世界は0x55B54072c35b4B75c02b1E054558B0768dc53d93といったアドレスが取引の主体となる。ENSを利用すれば、それがtakayuki-hagihara.ethで大丈夫になる。デジタルの世界だから、アドレスを間違いなく送ることはできるが、takayuki-hagihara.ethのような人間が理解できる名前を与えることには意味がある。

自治体のWebサイトには膨大な情報があって探せない

自治体は民間に比べるとサービスメニューが広いし、民間では採算に乗らないようなユーザーの少ないサービスも必要となる。だから、Webサイト構築の難易度も高い。各自治体で一からつくるのは現実的ではないし、どこぞの企業に独占させるのは避けるべきだ。だとすると、基盤部分は無償のオープンソースに移行したほうが良いだろう。スキーマが整理されれば、民間企業もそれに合わせることで生産性向上が期待できる。

Smart-IDとElisaで認証と認可を理解しようと試みる

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smart-id-system-context
認可サービスは、安易な認可はできないから、ユーザー(リソースオーナー)を認証しないわけにはいかない。ブラウザだと、ログインとセッションで管理できるが、REST APIを使うアプリではセッションを用いないからDrupalの通常ログインは行えない。なのになぜ認可行為が行えるのかが謎だった。さらに考えると、認証はID+パスワードと言う固定観念にとらわれていたことに気がついた。
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統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定

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Database-normalization-Wikipedia
私は、セルが結合されたExcelが大嫌いである。人が見やすくするためには有効なのだが、ViewとEntityを理解していない人が作ったExcel表は賞味期限が短い(早晩破綻する)。この統一ルールを歓迎する。少し考えてみると、その内包する意味は深い。
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続:新型コロナワクチン接種証明書アプリ

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SMART Health Card Verifier確認画面
新型コロナワクチン接種証明書アプリは良くできていると思う。ICAOの規約に準拠しているので国際的にも通用しそうなことも分かった。SMARTを選択したのも良い感じだ。一方で、もっと根本的なところでやらなければいけないことがたくさんあると思わされた。基盤がしっかりしていないと賞味期限は短くなってしまう。