ICT
電子署名は透明性を高める技術だから日本を含む多くの国で苦戦する

ハンコにさようならするにあたって、今の契約書をそのまま真似ようとするのは間違っている。日本の電子署名システムでは、印影を出してみたりして凝っているが、署名と本文を分離して考えれば、印影を真似る必要など全く無い。例えばe-Taxに取り組むと、かなり多くの機能は既存の紙の申告用紙をまねているからUXが貧弱。同じe-Taxでも個人の確定申告コーナーは背景にあるモデル(ルール)を満たすUXをユーザー視点で再整理しているから比較すれば格段に使いやすい。繰り返すが、ICT時代に既存のビジネス慣習をそのまま模倣しようとすると将来につけをつけ回すことになると思う。
デジタル化への対応のモチベーション
デジタルデバイドという言葉は、最近あまり目にしなくなったが、最近デジタル格差の広がりを感じるシーンに出くわすことが多い。相当知的水準が高い人も、自分が理解できないような技術はやって来ることはないと思ってはいけない。
デジタルアイデンティティ

アイデンティティは自分と社会との関わりで得られるものだと思う。デジタルの時代は、それを一定の条件下でYesかNoかを決めるルールを必要とする。しかし、現実は、確率的な事実に過ぎないと思う。物理的に会えなくなると、それを前提としない取引をやらないわけにはいかない。だから、今こそ、もう一度アイデンティティについて考えることに意味があると思う。
Google Apps Scriptに挑戦中

DrupalのWebformでalgoliaを利用してlocationを拾ってみたが、その機能がD9で使えないことが分かったのでGASだとどうなるかを確かめてみた。現時点で、とりあえず、緯度経度が取れるところまでは行った。
トランプ氏のTwitterアカウント永続停止は技術の敗北だ
Glorification of violence policyの適用は妥当だと思うけれど、プログラムではなく人間の判断で永続停止としてしまったのは残念。やがて解決されていくと思っているが先は長そうだと思う。
社のホームページをUbuntu/D9に移行した

今週、手順を端折って自社サイトの一部を飛ばしてしまった。その自社サイトの移行を無事完了した(と思う)。新環境はubuntu、Drupal 9.1.2/nginx 1.18.0である。「Drupal 9 Web開発をはじめるための薄い本」の記事を参考にインストールし、letsencryptは既存環境の移行で凌いだ。戸惑ったのは、netplanだけだった。
確率的証明の時代 - 裁定者が不要なインフラが動き出す
透明で公正で特定の人や組織に依存しない社会インフラを作ろうと考えている人は少なくない。法治社会という概念と近い。確実に時代は動いている。「ゼロ知識証明は確定的証明ではなく、確率的証明である」の意味を噛み締めたい。
手順を端折って自社サイトの一部を飛ばしてしまった

顧客向けのサイトだと、最新の注意を払って何度もバックアップやトライアルを行うのだが、自社サイトだと思ってなめていたら、ファイルの一部を失ってしまった。とても悔しい。画像は、『12月Linuxシェア(Webサイト)発表、Ubuntuが増加』というマイナビの記事から引用したもの。
Re:VIEW Starterの助けを借りて書籍執筆を行った

まだリリースまで1日強(締め切りまで8時間程度)あるが、1ヶ月弱で、200ページ弱の技術系書籍の共同執筆を終えた。7人の執筆者はみなある程度の知り合いではあるけれど、一度もリアルな打ち合わせを行うこともなく、Zoomとgit、それにFacebookメッセンジャーでのやり取りだけで電子本ができてしまった。すごい時代になったものである。