ライフスタイル

自然を征服するということ

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『サピエンス全史』の「国家と市場経済がもたらした世界平和」の章に現在の地球上の全人類の総重量を概ね3億トンと推定し、家畜の総重量を7億トンと推定している。ねずみがどの程度の割合を占めるかはわからないが、一般の大きな地上の野生哺乳類は1億トンに満たないらしい。つまり、人間が生きていくための哺乳類の総重量が9割を超えているという話だ。

地球温暖化、核問題、人類は地球環境破壊の大きな脅威となっている。強い力には、それに相応する責任が伴うはずだろう。

誰もが安全で文化的な生活が送れるようになるという目標は素晴らしいことだと思う。近くは、差別が無くならなければ理想には近づけないし、遠くは人間以外との共存が可能でなければやはり目標達成できないだろう。

進歩とともに、あるいは退化、凋落とともに価値観を見直していかなければいけないのだろう。落ち目の時にも、共存共栄の倫理は高めていく以外に破綻を避ける道はないだろう。

泳ぎ納め

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今日3.1km泳いで、本年実績は通算で194.4km、74回、2.6km強/回となった。健康が守られたことに感謝する。これだけ通えたのは、中抜き勤務を許容して日中に泳いで、晩や早朝に仕事をしたりしているためだ。健康が損なわれれば働く事は困難になる。自律的管理の難しさはあるが、可能な職務であれば、もう9時5時勤務の時代は終わりにして良いのではないかと思う。

ずっと気になっていた「王とサーカス」を読んだ

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米澤 穂信 の 王とサーカスは、2001年のネパール王族殺害事件に重ねて書かれたもので、その直後の殺人事件が書かれている。米澤氏らしい読ませる内容で楽しませてもらった。カトマンズの街の描写も素晴らしい。

エストニアのe-residencyプラットホームの底力の一端

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e-residentカード
先月、e-residentになった。e-residentになると、電子署名用のIDカードが受け取れ、DigiDoc4 clientが利用可能になる。e-residencyプラットホームとDigiDoc4 clientを使ってみると、ビジネスの場でパスワード付きzipで情報共有している世界の古臭さを痛感することになった。

テサロニキの坂道からの景色はちょっと尾道のようだった

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テサロニケの坂

今年は、Coworking Europe Conferenceに参加した機会にギリシャに立ち寄ることにした。新約聖書はなぜイエスが話したアラム語でなくギリシャ語で書かれることになったのかが気になったということもあるし、長い歴史のある地が深刻な経済危機に陥っていることは良く知られていて、今の欧州でそれがどういうことなのかを自分の目で見たかったという事もある。会議後翌週の予定の間の18年11月17日(土)から日月の3日間。初期のパウロの伝道旅行の対象地が現在のギリシャ北部であることから、まずテサロニキを訪問する事とした。初期の教会で現存しているものはない。

現在のテサロニキはギリシャ第二の都市である。都市圏で人口約100万人。世田谷区より一回り大きい程度である。市街地面積は世田谷区の約2倍。遺跡が点在し、港から割とすぐに坂になり、登っていくと城壁跡がある。登ったところから見ると、街が一望でき、もちろん日本の景色とは違うのだが、坂の街、尾道を想起させる美しさだった。

一方で、現実は厳しい。

エストニアのe-residentになった

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IDカードとアプリのセットアップを終えて、供給されたPCアプリで任意のファイルの電子署名、暗号化、タイムスタンプがつけられることを学んだ。
実際にアプリに触ってみて、これは大変なサービスだということに気がついた。
e-residentを含むエストニアの人は基本的に全員デジタルIDを持っていて、Personal Codeがある。そして、暗号化ソフトでは、送りたい相手のPersonal Codeを一つまたは複数指定することができるのである。

この方式で文書を送れば、他の誰も読むことができない。ということは、エストニア政府は、エストニアの人全員に対して極めてセキュアな情報通信インフラを提供しているということだ。しかもe-residentが含まれるので原理的には、世界中のほぼ全ての人に対して、そのインフラに参加する機会を提供しているということになる。

もう少し考えると、物理的なエストニア市民よりも、e-residentにとって大きな意味がある。e-residentにはパスポート情報が必要なので、母国のID認証に加えてエストニアでのチェックが入っているので身元の確実性が高い。日本ではエストニア大使館で指紋を登録している。

テレワーク、コワーキングそしてオープンイノベーション

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日本色
用宗という港町は東京の企業のテレワーク拠点として優れた属性を有している。その新しい動きに関わる事で、大企業もコワーキングを学びオープンイノベーションに資する人材を育成できるのではないかと感じた。

心地よい空間について考えさせられる

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シェアカルチャーの本質は、「サービス側が提供しきらないことの面白さ」、「明確に役割が区切られない状況を楽しむこと」という主張を読んで考えた。何らかの助け合いが必要で、それが難しくない空間が、心地よい空間となるのではないかと思った。

OAZO丸善は繁盛しているように見えた

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今日、WeWork丸の内で打ち合わせがあったので、OAZOの丸善に久しぶりに寄ってみた。

月曜日の昼食時間でオフィスワーカーと思われる人がたくさんいて繁盛しているように見えた。何より、ビジネス書も技術書も新刊がたくさん刊行されているように感じられたのに驚いた。近年、書籍は持ち歩きや処分に困るので、特別な理由がない限り電子書籍に頼っている。

気になって、丸善のページを当たって見たら、現在は丸善CHIホールディングスという会社で主な販売事業は丸善とジュンク堂だった。いつの間にか同じグループになっていた。決算発表資料を見ると、店舗・ネット販売事業セグメント売り上げは前年比99.1%、営業利益は売上750億に対して3億円の赤字となっている。図書館や大学等がターゲットの文教市場販売事業セグメントが売上600億、利益31億で、販売事業全体では1350億、27億の黒字となっている。決して楽勝な商売には見えない。

場所の記憶

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建築物や景観など、その時間、その場所でなければ感じられないものは儚く美しく貴重なものなのだ。場所の記憶は人を惹きつける。場所に縛られないライフスタイルを模索する時には、場所の記憶に丁寧に向かい合わないといけないと感じるのである。