ライフスタイル
自己責任あるいは自業自得
アクセシビリティへの配慮は恩恵を伴う
eTAの申請必要性を理解していなくて焦った
個人情報保護に関する雑感
書評:障害者の傷、介助者の痛み
プロフェッショナルサービスは蜜のように甘い
ここ数年、いくつもの仕事を並行して進めている。
多少は儲かる仕事もあれば全く儲からない仕事もある。しかし、明確に顧客がある仕事はどれも楽しい。簡単に楽しいと言ってしまうのは語弊があるが、お客様との関係がうまく行っていようと、そうでなかろうと、顧客の顔が見えている仕事は短期的な成果がはっきりするので頑張りやすいのだ。
ただただやれば良いというタイプの仕事は私には回ってこないので、必ず真剣に考えなければいけない事ばかりである。
IT関連の仕事であれば、ある程度の土地勘があって自分の期待に対して9割は予想通りになる。挑戦気質なので95%にはならない。しかし、お客様のある仕事は基本的に100%でなければいけないし、お客様の期待に対して105%程度の成果を出し続けるのが望ましい姿である。自分の期待からレベルを設定するのではなく、お客様の期待を基準に考えないと、「すげー」と称賛される瞬間があっても長くは続かない。顧客のあるプロフェッショナルサービスは基本的に人間関係と同じなのである。
一方で、お客様の期待を基準におく習慣がついてしまうと、挑戦力が失われていく。限界に挑戦し続けなければ、見えない景色はある。人生はバランスだ。振れ幅が大きければ、喜びも苦痛も大きいが、それは蜜のように甘い。
自然を征服するということ
『サピエンス全史』の「国家と市場経済がもたらした世界平和」の章に現在の地球上の全人類の総重量を概ね3億トンと推定し、家畜の総重量を7億トンと推定している。ねずみがどの程度の割合を占めるかはわからないが、一般の大きな地上の野生哺乳類は1億トンに満たないらしい。つまり、人間が生きていくための哺乳類の総重量が9割を超えているという話だ。
地球温暖化、核問題、人類は地球環境破壊の大きな脅威となっている。強い力には、それに相応する責任が伴うはずだろう。
誰もが安全で文化的な生活が送れるようになるという目標は素晴らしいことだと思う。近くは、差別が無くならなければ理想には近づけないし、遠くは人間以外との共存が可能でなければやはり目標達成できないだろう。
進歩とともに、あるいは退化、凋落とともに価値観を見直していかなければいけないのだろう。落ち目の時にも、共存共栄の倫理は高めていく以外に破綻を避ける道はないだろう。