キリスト教

新生活83週目 - 「イエス、弟子たちに現れる」

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St. Thomas, from Rubens' Twelve Apostles Series.
「疑い深いトマス」を子供の頃は何となく馬鹿にしていた。受洗後、しばらくを経て疑いを持つことへの抵抗が減り「疑い深いトマス」は人間として正しいのではないかと思うようになった。処刑から昇天までの40日間に学ぶ。

新生活82週目 - 「復活する」

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Easter, 1968 - by Marc Chagall
今日はイースター。教会では復活を祝うが、それは振り返って見るから祝う対象となる。その日その時には、イエスが処刑されたショックの中にあったわけで、埋葬された墓にはイエスの遺体が無かったことに驚き、わけがわからない状況にあったのだと思う。ただ、その時にはわからなくても、新たなスタートが切られていたということだ。長い時間を経ないとわからないことはある。私は難しい祝日だと思う。

新生活81週目 - 「ピラトから尋問される〜イエスの死」

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This picture of the March 2006 total solar eclipse was taken by Zeinab Salarvand near Konya, Turkey. She agreed to release it through Wikimedia Commons, subject to GFDL and Creative Commons licenses.
今週は受難週。改めてイエスが磔にされた金曜日の出来事を聖書から学ぶ。時の権力はイエスの抹殺に成功したが、約2,000年を経てその記事を読むと既に手遅れでイエスの教えが民衆の心に根付いていたことが分かる。世界を敵と味方、外側と内側が違うものと説いても全てはつながっていて事実に蓋をし続けることはできない。

新生活80週目 - 「わたしもあなたを罪に定めない」

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Christ and the Adulteress
イエスは「あなたを罪に定めない」と言ったとある。「あなたを罰しない」とは言っていない。同時に「もう罪を犯してはならない」とも言っているから、あなたが罪を犯した事実はあるが、私はあなたが罪を犯した事実を告発しないという意味になる。事実が明らかになっているから、女は絶体絶命状態にある。律法の存在意義が問われる。

新生活78週目 - 「悔い改めなければ滅びる」

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One of several tornadoes observed by the en:VORTEX-99 team on May 3, 1999, in central Oklahoma. Note the tube-like condensation funnel, attached to the rotating cloud base, surrounded by a translucent dust cloud.
新共同訳では「悔い改めなければ滅びる」という標題がついているこの箇所は、私には印象が薄くて、何を意味しているのかこれまであまり考えたことがなかった。しかし、読み直してみると「あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる」は終末の裁きにおける滅びというより、無自覚のままならやがて例えば異常気象のような人災で総人類が自滅するという教えのようにに感じた。

新生活77週目 - 「イエスの姿が変わる」

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Transfiguration, by Raphael, 1520, unfinished at his death. (Pinacoteca Vaticana)
主の変容は、神々しいシーンを想起させる。でも、弟子たちがそこにいたのがモーセ、エリヤだと分かるわけがない。ラファエロの絵画は、16世紀の公認された解釈の一つと考えればよいのだろう。本当のところは今となっては分からない。その時、何があったのだろうか。