- 「街を間取りとして考える」あるいはABL(Activity Based Living)「街を間取りとして考える」は、自宅が閉じていない状況と言うことができる。モノから考えるのをやめると得られる自由を象徴する言葉だが、そのためにはインフラへの信頼が必要だ。Activity Based Livingが受け入れられるためには、まだ時間がかかるだろう。そのヒントは、e-residencyにあるかも知れない。
- ずっと気になっていた「王とサーカス」を読んだ米澤 穂信 の 王とサーカスは、2001年のネパール王族殺害事件に重ねて書かれたもので、その直後の殺人事件が書かれている。米澤氏らしい読ませる内容で楽しませてもらった。カトマンズの街の描写も素晴らしい。
- エストニアのe-residencyプラットホームの底力の一端
先月、e-residentになった。e-residentになると、電子署名用のIDカードが受け取れ、DigiDoc4 clientが利用可能になる。e-residencyプラットホームとDigiDoc4 clientを使ってみると、ビジネスの場でパスワード付きzipで情報共有している世界の古臭さを痛感することになった。 - テサロニキの坂道からの景色はちょっと尾道のようだった
今年は、Coworking Europe Conferenceに参加した機会にギリシャに立ち寄ることにした。新約聖書はなぜイエスが話したアラム語でなくギリシャ語で書かれることになったのかが気になったということもあるし、長い歴史のある地が深刻な経済危機に陥っていることは良く知られていて、今の欧州でそれがどういうことなのかを自分の目で見たかったという事もある。会議後翌週の予定の間の18年11月17日(土)から日月の3日間。初期のパウロの伝道旅行の対象地が現在のギリシャ北部であることから、まずテサロニキを訪問する事とした。初期の教会で現存しているものはない。
現在のテサロニキはギリシャ第二の都市である。都市圏で人口約100万人。世田谷区より一回り大きい程度である。市街地面積は世田谷区の約2倍。遺跡が点在し、港から割とすぐに坂になり、登っていくと城壁跡がある。登ったところから見ると、街が一望でき、もちろん日本の景色とは違うのだが、坂の街、尾道を想起させる美しさだった。
一方で、現実は厳しい。
- エストニアのe-residentになった
IDカードとアプリのセットアップを終えて、供給されたPCアプリで任意のファイルの電子署名、暗号化、タイムスタンプがつけられることを学んだ。
実際にアプリに触ってみて、これは大変なサービスだということに気がついた。
e-residentを含むエストニアの人は基本的に全員デジタルIDを持っていて、Personal Codeがある。そして、暗号化ソフトでは、送りたい相手のPersonal Codeを一つまたは複数指定することができるのである。この方式で文書を送れば、他の誰も読むことができない。ということは、エストニア政府は、エストニアの人全員に対して極めてセキュアな情報通信インフラを提供しているということだ。しかもe-residentが含まれるので原理的には、世界中のほぼ全ての人に対して、そのインフラに参加する機会を提供しているということになる。
もう少し考えると、物理的なエストニア市民よりも、e-residentにとって大きな意味がある。e-residentにはパスポート情報が必要なので、母国のID認証に加えてエストニアでのチェックが入っているので身元の確実性が高い。日本ではエストニア大使館で指紋を登録している。
- Co-CommunityCo-Communityという単語から、複数のコミュニティが協調的に動いていく様を想像した。コミュニティは排他的にも、あるいは、多様性を許容するような形にも変容し得る。ICTとプロセス設計がその健全な成長に資することはできるだろう。GoalGorillaの挑戦に注目したい
- このサイトをDrupal 8.6.2に上げるのに意外と手間取ったDrupal 8.5.6から8.6.2にリビジョンアップしたら、Google Adsenseが効かなくなり、タグが表示されなくなる障害が発生した。パッチを当て、ワークアラウンドのSQLを流し、手作業も30分程行って問題は解決できた。自分への備忘と、類似問題に直面した人の参考情報になればと思ってBlogを書いておく
- このサイト(ほか)のphpを7.0から7.2に上げたDrupal8.5以降は、php7.2が動くのと、php7.0のサポートが12月3日で切れるのでさくらのクラウドにあるサーバーをアップデートした
- テレワーク、コワーキングそしてオープンイノベーション
用宗という港町は東京の企業のテレワーク拠点として優れた属性を有している。その新しい動きに関わる事で、大企業もコワーキングを学びオープンイノベーションに資する人材を育成できるのではないかと感じた。 - 心地よい空間について考えさせられるシェアカルチャーの本質は、「サービス側が提供しきらないことの面白さ」、「明確に役割が区切られない状況を楽しむこと」という主張を読んで考えた。何らかの助け合いが必要で、それが難しくない空間が、心地よい空間となるのではないかと思った。