読書記録
シオニズム
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想像の共同体は幻想で権力指向の自己中の能力者の跋扈を許すことになった。不安に打ち勝って現実を直視する時期を迎えていることを(著者が意図したことではないだろうが)本書を読んで気付かされた。
自治体は何のためにあるのか
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読んでいると、暗い気分になる話が多いが、読むことでの気付きは多い。最後の社会分権型自治体へという提言、特に有権者の意識が不可欠であること、その個人が地域やコミュニティに対して従属することがあってはならないという考えに共感をおぼえた
ファシストは未来を支配するためにいかに過去を改竄するのか
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国家の偉大性、純潔性、無実性を主張する政治家を選ぶと、その純血性の範囲外の人の人権は無視され、多くの人が殺されるというのが歴史的事実だ。だから、決してファシストに権力を持たせてはいけないというのが著者の忠告なのだろう
WAYS OF BEING 人間以外の知性
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序章で、レイチェル・カーソンが出てきて、生態学的思考に触れたところから、これはAIに関する本ではないと遅ればせながら気がついた。読み進んでいる内に人間の知性は環境適応反応に過ぎない(あるいは関係性への適合)という彼の考え方が染み込んでくる。自分は何か、人類とは何か、というようなモノ的な決定論的な視点を否定することなく、それを超えて、多様な関係性の中で生きているというコトにも目を向けなさいというメッセージと受け取った。
消費税と政治 -- 財政再建をめぐる理念と思惑
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「財政再建を実現するには、こうした国民の「被害者意識」を修復し、社会を構成する一員として、自ら進んで応分の負担を受け入れようとする気持ちをもたせることが必要になる」は、そのとおりだと思う
田川建三訳著 新約聖書 訳と註 第四巻 パウロ書簡 その二/擬似パウロ書簡
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この巻で特に印象に残ったのは、テサロニケの信徒への手紙二の話。擬似パウロ書簡を真正パウロ書簡でないから価値が低いと考えるのは適切ではないということに気が付かされた