ライフスタイル

私は、トランプは人権と自由の敵だと心の底から思っている。

善の研究を読んだ。善とは何か、宗教あるいは神とは何かは、私にとって重要な問いであり、本書の論理展開は参考になったが、残念ながら新たな発見は得られなかった。それでも、読んで良かったというのが素直な感想である。

2024年の65歳以上人口は29.3%。4人に1人以上が65歳以上、私はちょうど65歳なので私より若い人が7割、年長が3割という感じだ。まだまだ先が短いとは言えないが老いはひしひしと感じている。諸般目標設定を変更していくのが合理的だろう。

撤退論を読み終わった。思いの外刺激的な本だった。

これから、まだまだ荒れるだろうが、この事件は今一度報道機関の本質を問うことになる。健全な進歩につながることを期待したい。また、引退発表の文面を拝見して、中居氏が本件を通じて成長し再び活躍できる日が来る社会を望んでいる。

Moon Ridersの「だるい人」の歌詞（詩：蛭子能収）が最近頭に浮かぶ。「金が欲しい」と「自由が欲しい」は根源的な願望だと承知している。給料はもっと欲しい、（転職や働き方の）自由はゆずりりたくない。後者は、フリーランスでも被雇用者でも卓越した能力で生き残れる人になりたいのと私の中では同義である。なんとかなるだろうと思ったりもするが、現実は厳しい

今日、65歳になった。新たな1年、制度的には高齢者としてのひょっとしたら長く続く新たな人生がスタートした。楽しんで進んで行きたい。

本書を読んでみて、私のユダヤ人像は大きく変わった。ユダヤ人と言うと富裕層が想起されるが、2013年の時点では、貧困率ではOECD34カ国中最悪の20.9%。旧約聖書ではエジプトで奴隷だったところから出エジプトしてカナンの地に国家を構築したことが書かれている。独立が得られていた時期は長くなく、ずっと多数の人が貧しかったのだ。

本書を読んで、為政者から見た歴史ではなく、民から見た多様性のある歴史記述の厚みが将来を決めるのではないかと思った。日本（の民）も油断大敵である。