- 新生活245週目 - 「弟子たちに現れる〜天に上げられる」
ある日復活のイエスが昇天したという事実はなかったのではないかと思う。復活のイエスは肉体を伴っていて弟子たちと再会した体験は恐らく真実だろう。しかし再会の体験は実際に会ったことのある人にしか機能しない。ペンテコステで霊的な働きにフェーズが変わる。じゃあ、肉体を伴った復活のイエスはどうなったのか?という問いに答える必要があるので昇天の記事が書かれたと考えることには一定の合理性があると思う。物理的な存在や事実だけに固執していても詮無いことだ。 - 新興国は世界を変えるか
本書は、科研費の「新興国の政治と経済発展の相互作用パターンの解明」の経験に基づいて書かれているので、著者の解釈によるゆらぎがあるとしても相当多くの人のレビューを経た研究成果に基づいているのが感じられる。最後の「何が必要か」の提言に向けて最初から読み切るのが良い道だと思う。 - The Drupal Association Endorses the United Nations Open Source Principles国連のオープンソース原則をDrupal Associationが支持表明した。DrupalConのような大規模イベントで資金を集めてオープンソースプロジェクトを強めていく時代はコロナの時期を経て終焉に向かいつつある。新たな、ビジネスモデルを追求する時期に国連のような特定の国家の支配下にない組織の動きは重要になるだろう。
- マイナンバーカード利用のパスポート更新申請
パスポートセンターに2回行く必要がなくなり、受け取り時間も短かった。UIに改善余地はあると思うが、今後のパスポート申請は電子申請一択で良いだろう。 - 新生活244週目 - 「イエスの祈り」
私はこの祈りが生前のイエスによって実際になされたとは思えない。しかしながら、生前のイエスが行ったことなのか、そうではないのかを気にする必要はないという考え方もある。意識的ではなかったが、私の場合それが受洗の原動力になったのだろうと思う。 - デジタル・ジオグラフィーズ
正直言って、読みやすい本ではないが、頑張って読み切ってみると自分の視点を再考するための多くのヒントが得られた。地理学者の善意と言うか、誠実であろうとする心意気が感じられる本だと私は思う。 - 新生活243週目 - 「新しい掟」
栄光という言葉の原語はヨハネ伝で23回出てくるのに対して、マルコ伝では「中風の人をいやす」でしかでてこない。マタイ伝4回、ルカ伝9回と時系列とともに頻出化している言葉だ。言い換えれば、解釈補完が増加していった歴史がでていると考えることもできる。 - 生成AIと脳~この二つのコラボで人生が変わる~
2024年にこういう本が書かれたという事実は歴史に残るだろう。 - 共同幻想論
現代語訳の古事記、遠野物語を読んだ後だったから読みやすかったのかも知れない。先に、2書を読んでから共同幻想論を読むことをお奨めする。私は、その思想を受け入れる気持ちにはなれなかったが、読んで良かったと思っている。 - 悪霊に取りつかれたガダラの人をいやす
今日の説教でマタイ伝8章の『悪霊に取りつかれたガダラの人をいやす』が取り上げられていた。興味深かったので感想をメモしておく。