新生活239週目 - 「復活する」

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Hans Memling: The Resurrection
クリスマスとイースターの世の中でのうけは圧倒的にクリスマス優位である。誕生はめでたいイベントとして受け入れやすいが、復活は磔刑に引き続くイベントだから直感的にめでたさは感じられない。ただ、意味を噛み締めてみると、はるかにめでたいイベントである。殺されても終わらなかったからだ。

新生活238週目 - 「ピラトから尋問される〜イエスの死」

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Diego Velázquez: Christ Crucified
「父よ、彼らをおゆるしください。自分が何をしているのか知らないのです」はとても印象的だ。恐らく史実ではない可能性が高いが、私は、この箇所がEUの死刑廃止(禁止)を導いたのだと考えている。

1年ぶりのNY

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MOMAの睡蓮の部屋
最近は1年1度のペースでNY訪問をしている。住んでいる場所と違って、1年一度の訪問だと、その間の変化が目につきやすい。今年は、格差の拡大と、都市が人を引き付ける力が強くなっているのを感じる年となった。

新生活237週目 - 「わたしもあなたを罪に定めない」

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Pieter Brueghel the Elder: Christ and the Woman Taken in Adultery
恐らく「後の時代の人が本来のヨハネ福音書に書き加えた箇所」という聖書学者の主張は正しいだろう。その上で、イエスの行動指針の解釈としては強い納得感があり共感を誘う。聖書の読み方について考えさせられる箇所だと考えている。

新生活236週目 - 「「放蕩息子」のたとえ」

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Rembrandt: The Return of the Prodigal Son
福音のヒントには「わたしたちは(兄、弟)どちらの立場でこのたとえ話を聞くことができるでしょうか」と書かれているが、誰しも兄と弟双方の側面を持っている。誰かと比較して自分の道を考えていくのではなく、本当に自分がなすべきことは何かを考えさせられる話だから印象に残るのではないだろうか