金井美彦様
お忙しい中、迅速なご返信、ありがとうございました。
誤解があれば正したいと思うのですが、どこが誤解かがわかりません。
まず非常に単純な問に答えていただけますようお願いしいます。
「総会決議は教会の総意である」はYesですかNoですか?
一番最初のポイントで理解を一致させないと後の展開が困難です。
金井美彦様がおっしゃっているように、状況によって総会決議と異なる判断をする必要がある点では2人共意見は一致していますから、きちんとすり合わせれば誤解はとけるはずです。言った、言ってないという話をするつもりはありません。以前の発言と矛盾が出てもそこを問題にする意図で聞いているのではありません。当然、Yes but...という議論もありえますし、そういう展開を許さないつもりもありません。
今回頂戴した「萩原さんが1で掲げた命題を前提」であれば、私は以下のような修正案を作ることができると思います。
1. 総会決議は教会の総意である
2. ただし、緊急時は役員会議長の意思が総会決議に優先する(役員の意見を尊重することで教会員の総意が変化したとみなす)
3. (では教会員、役員から異論が出ている場合はどう扱うのが適切か?)
教会では、総会議長(立法機関の裁定者)と役員会議長(行政機関の裁定者)を同一人物が担うので、こういう問題が起きやすいのだと思っています。私は、それぞれの役割は明確に分離されるべきだと思っていて、総会議長であっても一度総会で議決されれば立法は完了し、役員会議長であっても立法を覆すことはできないというのが私の立場です。上記の「教会員の総意が変化したとみなす」に対して、総会での再確認が必要か否か、あるいは教会員から出た少数意見を共有する必要があるか否かが次のポイントになってくると考えます。軽い問題ではありませんが、根本的な断絶とは全く違うと思います。
私は「総会決議は教会の総意である」にNoと言ってしまうと、その後どう展開しても独裁のそしりから逃げることはできないと思います。私は、今でも金井美彦様はその越えてはいけない一線を越えてしまったと考えています。その考えが誤解であることに気がつければ幸せになります。
萩原高行