自律神経の乱れ

65歳と健康維持で書いたが、ギックリ腰からの回復に時間を要している。

地元の鍼灸院で治療を受けてもどうも左右のバランスが回復しないので、いよいよとなると頼りにしている鍼灸師を訪問した。地元では腰椎の辺りに鍼をさしたりしたが、その鍼灸師はしばらく状況を診たうえで胸椎辺りに問題があると言い、鍼も使わずに指だけで施術。30分弱で気をつけの姿勢で左右のバランスが取れるようになっていた。今でも痛みは残っているが、回復感は格段に大きい。

胸椎周りが緊張状態になり、猫背とストレートネックで結果としてギックリ腰に至ったという説には納得感がある。

Googleで「ギックリ腰 胸椎」で検索すると因果関係に言及する記事が多く見つかる。また、「自律神経 瀑状胃」で検索すると自律神経の乱れと瀑状胃の相関があることが分かる。「自律神経 胸椎」も関連がある。交感神経が胸椎周りから出ていることに関係するらしい(自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで機能する)。

私の場合は、昨年末のあたりからストレス状態が続いていて、つい眠る気持ちにならずに夜中までPCの前に座っていたりしたことで、胸椎周りの筋肉が固まってしまい自律神経が十分に機能しなくなって瀑状胃というそれ自体では害をなさない警告が出た。左肩が痛かったのも肩こり。その警告を無視している内に腰にまで影響を与えるまでに至ってギックリ腰を発症したのだろう。

根底的にはストレスを感じないような状態を目指すべきだろうが、対症療法的には猫背を避けるための動きをするのが現実的なのだろう。やることはある意味簡単で、30分に一度は席を立つ、腕を回す、適度にストレッチをやるというやればできることを実行すればよいだけだ。幸い、たくさん歩いているため脚周りに問題はないようで、こつこつとやるべきことをやっていれば自律神経系は改善されていくだろう。

体に出るサインに気がつくのは意外と難しい。よりひどくなる前にギックリ腰を経験して良かったと言うべきなのだろう。

思い出せば、前職の頃にもそういうことは度々あった。もちろん、年齢を重ねて弱くなった部分はあるが、自分の身体に現れるサインに向かい合わなければいけないのは年齢に関係なく重要なことだ。とりあえず、やるべきことに思いが至るようになれば、気分は楽になる。

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