H¹T大手町の内覧会に参加させていただいた。
きっかけは、テレワーク協会の『【報道発表】野村不動産のサテライト型シェアオフィス「H¹T」が、「安心安全テレワーク施設認証プログラム」の認証を取得』で、関連してメールニュースで内覧会を実施する旨書かれていたので行ってみた。ちょっとした手違いで、担当者には会えなかったのだが、リモートで解錠し、電話でリモート案内していただいた。
形態はタッチダウンオフィスで、ZXYと良く似ているが、オープンスペースを含めセッティング数の多さが特徴的。直営で158店舗がリストされていて、ZXYの直営274拠点と比較すると若干少ないとは言え、ロケーション数の多さは立派なものだ。使い込まないとわからないところはあるが、高級感があり快適なタッチダウンオフィス利用ができると思う。
力のある不動産会社が取り組む(広義の)シェアオフィスはやはりすごい。私が最初に常用したのは今はなき森ビルの平河町ライブラリでとても気に入っていた。
一方で、同時期に訪問して衝撃を受けたのは、これも今はなき経堂のPAX Coworkingだ。PAX Coworking自身は形も変えて今も健在だが、物理的なスペースに閉じ込められないコミュニティが生きているのが特徴的だ。私は会員にならなかったので直接的なコミュニティメンバーとは言えないが、佐谷さんとは今もしばしば接点が生じる。佐谷さんの知名度は国際的にも高く、多くのコワーキングシーンで、Kyoは元気だろうかと声をかけられることがしばしばある。
シェアオフィスとコミュニティコワーキングは全く別なものかと言えばそんなことはなく、どんな施設であっても『安心安全テレワーク施設認証』の条件は満たしたほうが良いし、満たしていればよいということにはならない。
野村不動産はPMOブランドも含め、攻めている印象があり好感している。規格化したセッティングは合理的で安全性を高められるが、一方でつまらないと思うところもある。ワークプレースとしてだけ見ればよいのだが、長期的に見れば、多分それだけでは足りない。きっと、既に十分検討されているだろうから、きっとそう遠くない将来にいろいろな企業から新しい提案が提示されていくだろう。
時代は動いていると感じさせられたのであった。