一週間後は12月25日、クリスマスだ

歴史家や宗教学者の研究によれば、イエス・キリストが生まれた日が12月25日早朝であったという事実は恐らくないとされている。しかし、信者であるか否かを問わず、相当多くの人がクリスマスを祝う。それで良いと私は思っている。イエスは敵でないものは味方であると言い、敵を愛せとも言った。クリスマスを祝っている瞬間に同時にキリストを否定するのは難しい。だから、信じていなくても一人でも多くの人にクリスマスを祝ってほしいと願う。ラブホテルで祝ってもらっても構わないし、神社や寺院、モスクで軽い気持ちで祝ってもらってもうれしい。

カトリックのカレンダーでは、クリスマスの日曜日の3つ前の日曜日(4週前の日曜日)に待降節が始まり、そこから暦が変わる。クリスマスの日に新年を迎えるわけではなく、1月1日に年が明けるわけでもない。キリストが生まれることを意識した時が暦の変わり目となる(間違っているかも知れない)。今年は、私にとっては大変苦しい年になったが、きっと来年(カトリック教会の暦では既にB年)は、今年より良い年になるだろうと思っている。