Drupalは意欲的なデジタル体験(を実現しようとする人)のためのツールです

LDAJの検討を進めている時に、10年前のDriesのブログDrupal is for ambitious digital experiencesに行きあたった。

ここで彼は「正直に言うと、Drupalの用途を明確に定義することには抵抗がありました」と書いている。
10年前に「Drupalは意欲的なデジタル体験のためのツールです」と表明したDriesの決断が今のDrupalの状況につながっているのは間違いない。その後2022年に彼はDrupalConのDries NoteでAmbitious Site Buildersという言葉を用いた。

Perception is everythingという見出しは訳すのが難しいが、「一番大事なのは共通認識(あるいはビジョン)の浸透だ」という意味と考えている。

Drupalプロジェクトに主体的に関わる人は開発者でもユーザーでもwhat Drupal is forという問いに答えていかないわけにはいかない。軸を定めないと漂流する。軸を定める時には、分断が起こりがちだし、離反者が出るのは避けられないが、ローカルな組織であっても軸を定めることから逃げてはいけない。

蛇足となるが、私は1984年にプロフェッショナルサービスの会社に就職した。商用コードの最初はCOBOLで、その後Prologほか沢山の処理系でコードを書いたが、プロダクションコードを最後に書いたのは1984年度だけだったのではないかと記憶している。アーキテクチャを決めるために、徹夜してコードを書いたことは何度もあるが、フレームワークのプロダクションコードは自分より若い人、あるいはインドの人などに書いてもらった。しかし、どこかで書く気に慣れば書けるという慢心があったのだと思う。今も、Ambitious Site Buildersへのあこがれがある。私はDrupal Site Builderとしては、Expectation Managementの実績はあるし、野心的(Ambitious)な人間であることの自負はある。しかし、まだ歴史に残るような仕事はできていない。自分ができることの最善を目指して尽くしたい。

※画像はDries Noteからキャプチャしたもの

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