残念ながらカイロスの打ち上げは失敗に終わった。
カイロス(καιρός)は時(機会)を表す単語で、クロノス(χρόνος)と対をなすものだ。この言葉に並々ならぬこだわりを持っていた故人を思い出す。ロケットのカイロスはカイロス(機会)に成功することができなかったが、次の機会が回ってこないかどうかはわからない。資金提供者が集まり、自然条件が整う必要があるだろう。
クロノスは時刻を表す言葉だ。言い換えれば、コツコツと自動的に針が進む「時」である。
私も大分と年齢を重ねてきたので、クロノス的な残り時間が気になるようになった。しかし、仮に残り時間(クロノス)が少なくなったとしてもカイロス(機会)はいつ現れるかわからない。生きている間に来ないかも知れない。しかし、カイロス(機会)を無視することはできない。
この2つの時を見つめ直す機会になったことに感謝したい。もし次回があればカイロス(ロケット)は成功していただきたいものである。
※画像はWikimediaから引用させていただたPierre Mignard I: Time Clipping Cupid's Wings 。