結果としては、現行10.4.1から問題なく移行できることが確認できた。正式リリースがまだなのは、webformのみだが、ざっと触ってみた感じでは問題なく動作する。
トライアルの手順は以下の通り
- 新たにインスタンス(trial:トライアルサイト)を立ち上げて、必要なモジュール類をインストール
- ライブサイトのweb/sites/default/filesをtarでバックアップしてトライアルサイトのweb/sites/default/filesに上書き
- ライブサイトのデータベースをmysqldumpして、トライアルサイトのデータベースを上書き
- トライアルサイトでログインして更新スクリプトを実行
- 動作確認
以下は、インストール時に実行した主要コマンド（メモ）
composer create-project drupal/recommended-project:11.1.2 trial
composer require drush/drush drupal/admin_toolbar drupal/adsense drupal/charts drupal/diff drupal/ctools drupal/editor_advanced_link drupal/entity drupal/google_tag drupal/honeypot drupal/imce drupal/mailsystem drupal/mathjax drupal/metatag drupal/pathauto drupal/schema_metatag drupal/sendgrid_integration drupal/shield drupal/social_auth_google drupal/statistics drupal/token 'drupal/webform:^6.3@beta' drupal/webform_views drupal/addtoany drupal/checklistapi drupal/csp drupal/smtp drupal/file_delete drupal/simple_sitemap drupal/bootstrap5
vendor/bin/drush webform-libraries-download
クリーンインストールからデータ移行を行うことで、settings.php等が最新版準拠になるのがちょっとうれしいが、使っていないd11非互換のモジュールをremoveしてアップグレードしても問題ないだろう。
以上の対応以外でちょっと面倒だったのは、google chartでcomposer.jsonに手を加えて、composer require --prefer-dist google/chartsでライブラリをインストールしないといけない。ホスト限定やprivateディレクトリ設定などでsettings.phpを弄る必要がある。このあたりは、単純なサイトビルダー知識だけでは足りないのが残念。
実際に、本番移行するのはもうちょっと先で、そのタイミングでgcpも新インスタンスに移行して蓄積してきた垢を落として気持ちよくなろうと考えている。