少し、時間が取れたので、Drupal 11のrcをテスト導入してみた。
トレンドとしては、既にGinテーマではデフォルトになっていたVertical Toolbarが旬なので試してみた。先日のMeetupで話題になっていた新しいExperimentalモジュールのNavigation moduleも有効にしてみた。議論でキャッシュクリアができないのが不便と言われていて、設定変更の反映時には確かに不便だが、別タブでパフォーマンス画面を出しっぱなしにしておけば、問題は回避できる。
従来のClaroに比べると、スッキリした感じで良いのだが、ビュータブ〜リビジョンタブは従来通りなので、これも左のタブに移してほしいと思った。多分、困難な理由があると思うのだが、管理者がビューモードでページを見る場合には、できるだけ通常ユーザーからの見え方と同じであって欲しいと思うのである。
ちなみに、Install時はcomposer require drush/drush:^13.0.0-beta1でdrushを導入、基本動作に特に問題は感じられなかった。
まだまだ、コントリビューションモジュールが追いついてきていないので、7月最終週にD11が無事リリースされたとしてもすぐには利用できない。
機能の確認なので、Project Browser(2.0.0-alpha2)も試してみた。
View Commandsボタンを押すとcomposer等ののInstall手順が出てくる。
Project Browserの管理ページでAllow installing via UI (experimental)をオンにすると画面からのモジュールのInstallが可能になる(Automatic Updates 3.1.4にPackage Managerが含まれているので、これをインストールして、Package Managerを有効化しなければいけない)。
diffモジュールは既にd11対応が終わっているので、トライしてみる。
ボタンがAdd and Installに変わっている。押下して暫く待つとインストール済みとなる。
無事にインストールされていることが最新のログメッセージでも確認できる。
実際のdiffモジュールの動作も確認した。
D7の頃はモジュールの導入は管理画面から行えたのに、D8以降はコマンドラインからcomposerでインストールするようになっていて初心者からのハードルが上がっていたが、Project Browserが使えるようになれば、再び管理画面からのインストールが可能になるだけでなく、依存するライブラリまで面倒見てもらえるようになる。実際に使えるようになるのは早くて11.1以降だから、来年以降となるが大きな進歩だと思う。
ちなみに、機能拡張のブラウズタブには、レシピタブがある。現時点では28の候補がすべて0 installs。試しにStandard Responsive Imagesをインストールしようとしてもエラーとなる。
とりあえず触ってみたという段階ではあるが、Drupalの進化の方向が実感できて楽しい時間となった。