創作のプロセス

ふと考えたことのメモ

  1. お題の設定
    お客様や雇い主からのリクエストの場合もあれば、今日のこの記事のように自分で思いついたこともある
    成果物は文書の時も、プログラムなどのソフトウェアの時もあれば、たまにはものづくりのこともある
  2. 調査あるいは研究
     成果を出すために必要な情報を収集する。考える
    このタスクはかなり集中力が必要となるので、ABW的には「個人的に行う集中作業」となり、それに適した(在宅、オフィスを含む)ワークプレースが必要になる
  3. 考察
    調査研究と行ったり来たりするが、ゴールに至る道筋を考える
    このタスクはABW的には「くつろぐ/休憩」にあたる。考えているだけで、手は動かしていない
    私の場合は、散歩中の思索が時間の多くを占める。寝る前の一時もあるが、不眠の原因になるのが難
    酔っていてもやれないことはないが、頭がクリアな方が望ましい
  4. ドラフト作成
    よしやるぞと思って出力モードに入れば、8割は一気に進む。進まなければ調査研究と考察が足りてない
    喫茶店でも、放っておいていただけるパブでも、どこでもできる。ABW的には「個人的に行う集中作業」だが、よほど環境が悪くない限り(ものづくりは別として)どこでもやれる
    蓄積が十分なら自然と手が動く
  5. 推敲・レビュー
    ドラフトは一気に作り上げたとしても、バグは必ずある。特に酔って書いたらバグだらけだ。でもそれで良い
    推敲・レビューもABW的には「個人的に行う集中作業」だ。しかし、残り2割の完成は時間的にはドラフト作成の時間と同等に近い。あるいはそれ以上だ
    「個人的に行う集中作業」に適したワークプレースが必要になる。むしろ、調査研究時より深い集中が必要になる
  6. リリース
    リリースは単なる決断に過ぎない
  7. 振り返り
    私は、割と振り返りをサボる。多分、一般平均よりは振り返りに時間を割いていると思うが、リリース時のバグや誤字、検討不足は人並み以上にあるのでもっと大事にしなければいけないと思っている
    ソフトウェアあるいは文書であればそれは保守にあたる。保守を軽視すればやがて破綻するのは必定だ

22歳の頃から金をもらって成果を出すような活動を始めて40年以上が経つ。だから何だとは自分でも思うが、これは私の創作活動の振り返り(プロセス)である。

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