Twitterで存在を再び知って、「北欧こじらせ日記」を読んだ。北欧と言ってもフィンランドの話。
ブラウザでうまく買えなくなって、Kindleで買ってMacでカラーで読んだ。ちょっと面倒くさい。
私はフィンランドのイメージはヘルシンキのかもめ食堂で、2008年に初めて行った。その時は、ヘルシンキから入って北極圏境のサンタクロース村のロバニエミ、レンタカーを借りて北上してイナリでサウナのある宿に泊まった。Raja-Jooseppiでロシア国境を見て、ちょっと寒気を感じたのを思い出す。その後2013年に再訪した時は、ヘルシンキで入ってトゥルクからストックホルムに船で抜けた。その後2014年冬に立ち寄り訪問した後は行けていない。
ヘルシンキは、トラムが充実していて印象の良い街だ。2014年はエストニアのタリンにフェリーで渡った。昨年タリンで泊まった宿はそのフェリーが着く港のホテルで、ヘルシンキはタリンとすぐそばな感じがしていた。コロナ禍で移動の自由は制限されていたので渡るのはあきらめたが、また行ってみたい街ではある。
本(マンガ)を読んでいると良く雰囲気が伝わってくる。ヘルシンキの街はヨーロッパの都市の一つで特徴的なところはあるがヨーロッパの都市という感じなのに対して、ちょっと離れると森の国で人口密度の低さとトナカイ口密度の高さが印象的な国である。最初に行ったときは夏場で白夜に近い経験だった。
私は、繰り返し訪れてきた街はストックホルムだ。2013年から2019年まで毎年のように寄ってきた。仕事関係での訪問先があるのもあるが、不思議と落ち着く街で、ああ帰ってきたと思えるのだ。
定期的に通って土地勘ができてきたら、インターンのような感じでも何か一緒に仕事ができたら良いと思う。一緒に何かをやると距離感が変わる。コワーキングでも良いのだけど、コワーキングなら距離感が変わるまでに相当な時間が必要だが、一緒の仕事をやると、ずっと短期間で距離感が縮まる。日本で一緒にやっても良いし、現地で一緒にやっても良い。スプリントでも多分良いだろう。
国内に複数の帰る場所を持つのも良いと思うし、世界にいくつか居場所があるのも良い。別に親しい知り合いがいなくても多少のゆるいつながりがあれば帰る場所にはなる。繰り返し同じ街に行くのは意味がある。
コロナとウクライナ侵攻のせいで移動の自由は大幅に制限されてしまったが、自由な移動の渇望は消えることはないだろう。5年後程度に自由が戻ってきていることを想像しながら今後を計画したいと読後に思ったのであった。
※画像はAmazonのページから引用させていただいたもの