Gmail不達問題

私は、ペーパーレスへのこだわりが高い。明細が電子的に取れるなら、紙のレシートはもらいたくない。

地元でよく使うスーパーはマルエツプチでignica.comのアプリを使うと、パフォーマンス等かなり不満もあるが、チェックイン、セルフバーコードスキャン、セルフチェックアウトで買い物ができる。メールで明細を送ってくるし、デビットカードを支払い方法として登録しておけば、ほぼリアルタイムで引き落とし額の確認もできる。ignicaを含め個人的なメールは、最終的にはフリーのgmail.comで受け取っている。学会等のメール転送サービスを長らく使ってきたが、最近はxxxx@hagihara.tokyoに徐々に移行を進めている。恐らく生涯続けそうだとは言え、いつまでも学会会員を続けるかも考える時期に来ているし、自分で管理できる範囲を広げたいと思うからだ。しかし、xxx@acm.orgからxxxx@hagiahra.tokyoに切り替えたらマルエツプチの購買情報は届かなくなった。

メールの転送経路は、

  1. ignica等メール送信者
  2. acm.org等転送サービス提供者のsmtp
  3. フリーの@gmail.com

である。商売にメールを使っている法人はまず間違いなくspfレコードを設定しているので、転送サービスを使わなければ迷惑メールにすら分類される可能性は低い。しかし、転送サービスを利用すると転送サービスのSMTPのアドレスがspfレコードを一致しないので、softfailする。細かい条件は分からないが、受け取りがフリーのgmail.comだと迷惑メールどころか完全に配信拒否となり受信者はメールが送られたことすら知ることができなくなる。

@hagihara.tokyoのメールには、さくらのメールボックスの転送サービスを利用している。ここでフリーのgmailに転送をかけるとignica.comからのメールは届かない。メールが送られたことも知ることができない。

一方で、私は自分の会社でgoogle workspaceの契約をしているので、xxxx@ulslab.comという有償のgmailの利用権がある。@hagihara.tokyoのメールの、さくらのメールボックスの転送サービスでフリーのgmailとulslab.com宛のgmailの両方に転送するように設定すると、ulslab.comの方には届く。しかも迷惑メールフラグは立っていない。SPF確認のsoftfailがあっても配信されている。

フリーのgmailは無償だから文句は言えないし文句を言うつもりもないが、ちょっとがっかりした。

ちなみに、しばらく届いていなかった通販会社のhagihara.tokyo宛のメールが最近再び届くようになった。何が起きているのかわからないし、調べられる範囲は狭いが、日々環境が変化しているのを時折気が付かされる。

改めて、Trusted 3rd partyとは何かを考えさせられる。私は、GoogleがTrusted 3rd partyだとは思っていなかったが、信用していた。今も依存し続けているが、有償と無償で挙動を変える主体は信用できないと思った。

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