TensorFlowを眺めてしまった

Perform Foundational Data, ML, and AI Tasks in Google CloudでAIに手を出してしまった。

まずTensorFlowを理解しないと中身がわからない。もともと私の知的好奇心の始まりは線形代数だったのだが、まずテンソルで見るとrank 1までに留まっていたのに気がついてショックを受けた。つい行列で考えてしまうのだが、rank 2になると一つの行列では表現できない。しかし、ちょっと考えれば線形代数の範囲に入っていることはわりとすぐに気がついた。

ついで、TensorFlow入門を読み始めた。さわって学ぶタイプのチュートリアルだが、全く触らずに「第3章 TensorFlowの基本構成要素:「テンソル」と「セッション」」まで読んで、興味のあるRNNに進んでみた。昨日やってみたラボが何を意味しているか知りたかったのである。

やっと自分が何をやろうとしていたのか分かってきたが、Exactな世界に生きてきた者にとっては衝撃的で、腹落ちするまでには少し時間を必要とする。しかし、おそらくニューラルネットが何をやっているのかは多分理解できていると思う。さまざまな「やってみた」ブログを読んでみると、どう世界が動いているのかが見えてくる。FXや株価予測の記事が多い。やがて精度は上がるだろうが、そこで実利を得る人が増えてくれば、その次の段階に進むだろう。欲望の向こうに真理が見えてくるのだろうと私は思っている。

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