新著:Drupal 9 おいしいレシピ集

本日、同人誌ながら新著を刊行できた。

今回は、ちょっとオーバーしてしまったが目標10ページ以内での執筆で、大変お世話になっているGroup Moduleについて書かせていただいた。特に、様々な調整をいただいた丸山さんに感謝したい。

DrupalはWordPressに比較すると難易度が高いとされているが、コンテンツ・マネジメントという視点で評価すると比較にならないほど強力だと考えている。一方、簡単さ見栄えの良いサイトの構築という面で評価するとWordPressの方が優れていると思う。そういった特質はあっても私はDrupal推しである。SNSが一般的になった今、FacebookやTwitterでできることを同じようにCMSでできて当然と考えるような向きもあり、DrupalであろうとWordPressであろうと、そのレベルの対応はかなわない。SNSとCMSの大きな違いは、コンテンツの構造を自分でコントロールできるか否かにあると考えている。SNSはお仕着せのフォーマットに従わなければいけないがその分徹底的に洗練されたサービスが提供され、巨額の開発投資によるすばらしさがある。一方で、CMSは自分でコンテンツの構造化を行うことができ、htmlを直接書いたり、JavaやASPのような技術と違ってプログラミングを必要としない。さらに、オープンソースCMSには隠し事がない。後は、一定のシェアを維持できて継続的に使えるかどうかが鍵となる。もちろん、コマーシャルソフトウェアも潰れるケースもあれば廃盤になることもしばしばだから、オープンソースかどうかはあまり関係ない。

ベースの堅牢さとユーザーの支持があるものが生き残っていく。

とにかく、一人でも多くの人にDrupalの素晴らしさを知ってもらいたいと思っているので、ぜひ、お手に取っていただきたいと希望します。

※画像はAmazon.co.jpのもの

タグ