東京都の推計人口は昨年12月現在で13,962,725人(「東京都の人口(推計)」の概要-令和2年12月1日現在※画像はその記事のもの)。概ね2週間で感染力がなくなると考えるて、1月2日から15日までの14日間の期間でPCR検査陽性者を数えると21,110名、内発症者10,079名、未発症者は11,031人ということになる(東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細)。発症していない人は、常識的に考えてあまり自制しないが、陽性である以上感染力があるということだ。この11,031人を東京都の推計人口で割ると、1/1,266となる。1日3回行列に並ぶとして、前後2名と5分以上近い状態にあるとすると6人/日。1日あたりにすると1/611の確率、1ヶ月で考えると約20分の1となる。ざっくり言えば、行列に1日3回程度ならんでいると20人に1人は週1回感染力のある人と接していることになる。(ありえないが)全数が補足されているとしても、結構大きな値だと思う。
今まで大丈夫だったし、今までと同じように行動していれば大丈夫だろうと思うのは危険だと思う。みなマスクをしていても1mは間をあけたほうが良いだろうし、会話は避けるべきだろう。しかし、実際には結構緩んでいる。公衆衛生は自業自得では済まないので、皆で自制しなければどんどん母数が大きくなってしまう。東京では飲食しなければ大丈夫という時期は既に過ぎていると考えるべきだろう。
一方で、新型コロナ対策 個人の自由制限『許される』86% NHK世論調査という記事もある。私は、個人の自由制限は許されるべきではないと思う。『「どちらかといえば許される」が65%』は深刻だと思う。許されないが、自発的に抑制できる国を目指すのが良いと思う。問題はコロナだけではない。