私は今年60歳になった。今から考えるとその折返しの1990年の1ヶ月強前にベルリンの壁が壊された。
その前に教会に多くの人が集まったのを記憶している人は一定数いると思う。そして、ドイツの統一後しばらくして、教会に集まる人は去っていったという。そのストーリーが私は好きだ。
Cov-SARS-2は、東西対立の人間関係ではなく、むしろペスト時代を思い起こさせる事象だ。科学的に医療サービスで乗り越えることしかできないと思うが、現在の科学技術ではまだ十分に心を平安に保たせる力は足りていない。
キリスト教に限らず、恐らく多くの宗教が教勢を伸ばすだろう。本物であれば、早く教勢が落ちることを祈るのが良いのだと思う。同時に、教会も金がなければ存続できない。倒れきらない程度で良いが、支持者は必要としている。