クリスマス

私は、クリスチャンである。

プロテスタント教会は、12月25日の前の日曜日がクリスマス礼拝。そして私の通う教会では24日の晩にイブ礼拝をおこなう。

今年のクリスマス礼拝では、牧師が説教で、人が生きるのに必要な事を3つ挙げた。平和、人権、環境である。安全な暮らしと、差別されない人生、そして地球環境が生存に適したものにならない事が大事だという話だ。

私は、それら3つは一つの事だと思っている。人が人を人として尊重できる社会を作るという事だ。敵に見えている人は同じ人であり、同等の人と見えていなかった人を人として認識できるようになる事であり、未来の人の苦しみを理解できるようになる事でもある。もちろん、そんな日はすぐには来ない。私自身、意見を異にする人をちっとも尊重することはできないし、他人より豊かになりたいという思いから自由になれる訳でも無い。しかし、目指すべき道は見えているのだ。その方向に向かって自分ができる限りのことを少しずつでもやる事はできるのである。

今日は、クリスマスである。生まれて死ぬまでの時間は短い。生きている時にしかできない事をできる限りやるしかないのだと思う。

平和と人権と大域的な環境の改善を心より願う。偏狭な自己中心、あるいは支配欲から自由になれる未来を願う。