金井美彦様
ご返信ありがとうございました。
萩原の理解: 牧師及び役員会は総会決議(=教会の総意)に従う(従わなくてはいけない)
金井美彦様の理解:牧師及び役員会は総会決議(=教会の総意)を尊重する(従えないこともある)
ということと理解しました。正直に申し上げて、好印象です。
だとすると、どういう時に「従えない」のかが納得できれば乗り越えられるかも知れません。
私は、牧師及び役員会とまとめるのではなく、牧師はと言い切っていただいたほうが良いと思いました。
「及び役員会」はという文は責任放棄と読めます。役員会がどう言おうと従えないことがあると言えば、覚悟が伝わってきます。
牧師にとって役員会は諮問機関か、企業における取締役会かという議論は残りますが、私は、牧師が自ら決裁したことであったとしても違う行動を取ることがあって良いという点は一致しています。
一番最初のまとめで萩原は以下のように書きました。
主文:総会決議は教会の総意を規定するもので、新たな総会決議以外で確定済み決議を変更することはできない
総会の位置づけ:総会は主の臨在を前提として教会の総意を決する会合である。議決が成立すれば人の手を離れて神との契約となる
ただし、牧師は総会決議に反する場合でも牧師として必要と考えて総会決議に反する行動を取る場合があることを許容する(決議は無効化しない)
加えて、会員は牧師の信仰的な判断を尊重しなければならない
異論が出た場合には、教会総会をもって判断しなければならない(牧師、役員会に拒否権はない)
今回の「従えないこともある」という言葉は「総会決議は教会の総意を規定するもの」は否定していません。
「新たな総会決議以外で確定済み決議を変更することはできない」はともかく、根本の部分では一致している事になります。
私の理解では「ただし、牧師は総会決議に反する場合でも牧師として必要と考えて総会決議に反する行動を取る場合があることを許容する」としているので、「従えないこともある」を会員の視点で書いています。加えて「加えて、会員は牧師の信仰的な判断を尊重しなければならない」と書きましたので、積極的に「従えないこともある」を支持してもいます。
後は、「尊重する」の内容です。私が主張している「新たな総会決議以外で確定済み決議を変更することはできない」というのが私の考える「尊重する」です。それが最後の部分の「異論が出た場合には、教会総会をもって判断しなければならない(牧師、役員会に拒否権はない)」です。
もし、「牧師及び役員会は総会決議(=教会の総意)を尊重する(従えないこともある)」を許容いただけるのであれば、次週以降残りの部分の共通理解を探っていきたいと希望します。
萩原高行