7月に欧州で移動の自由が復活した時にEstoniaに行っておけばよかった

過去を振り返っても詮無いことだが、2019年の9月に2020年7月20日から8月19日までNon refundableなタリンのアパートの予約をBooking.comで確保していた。当時は、コロナのことなどもちろん知る由もなくまだEstoniaの法人を建てる前だった。しかし、オリンピックの時期に喧騒を離れて国外に出ようと思って予約したのである。

今振り返ってみれば、その頃のタリンは安全だったと思う。しかし、渡航をあきらめてしまった。

2ヶ月様子を見て、9月15日に10月下旬から宿を今度はRefundableで取り、最初は行けそうな感触があって、知り合いのエストニア人にも連絡し、直前でもその方の感触では楽勝ムードだったのだが、数字を見ると危険な感じがしたので、とりあえず2週間延期。あっという間に状況が悪化し、知り合いからも、ちょっとやばいから慎重に考えたほうが良いと言われ、もう一度2週間延期したら、もう完全にアウトだった。

個で考えれば、昨年7月にエストニアに行くのはOKだったと思うが、マクロで考えればやはり行かないのが正しかったと思う。それは、自分が罹るかどうかの問題ではなく、感覚の緩みにつながるからだ。言い換えれば、自分ひとりがちょっと緩んだって大勢に影響など無いのだから、このくらい良いだろうと考えると、その思いは伝染して、確率の洗礼を受けるということだ。結果オーライでは駄目なのだ。

コロナ対策では、ほぼすべての国の政府が失敗した。民主主義的であるかどうかは感染症対策においては意味がなかった。

まずは、この災厄から生き残らなければ考えることもできなくなるが、コロナは私達に再考の機会を与えてくれたと思う。これで、変われるかどうかは大きな分かれ道になると思う。恐らく、事実を大事にする時代を迎えないわけにはいかないだろう。

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