COVID-19に対する厳戒態勢が必要だ

今日のNHKのニュースによれば、4月4日の陽性者数は118人、先週の土曜日の発表数は63人だったので、1週間の増加倍率は1.87、2週間で3.5倍のスピードということになる。

このままの倍率で推移してしまうと1ヶ月後の5月4日には1,737人の陽性が検出され、総計は約2万人になる。行動変容がなければ、5月30日には、総計で感染者が20万人を超える。台東区の人口に相当する。

今日、都市封鎖をしたとしても他の都市を例に考えると2週間は止まらないから、4月18日は414人陽性検出で総数4,343人となる。今後陽性になる人の重症化率を13%で計算すると、4月18日までのICU所要追加ベッド数は449。医療崩壊が起きていない前提で、死亡率1.5%だと65人、3%だと130人がいずれ死ぬ計算になる。

私が責任を負う立場であれば、躊躇なくロックダウンする。より低い数値で済めばラッキー。それで後ろ指を差されて失職してもむしろ喜ぶべきことである。

手を打たずに来週末に200を超えていれば、そのスピードが維持されてしまっていることになる。最短でも2週間後の4月25日までは止まらない。その場合、さらに400床必要になり、医療体制が崩壊してしまうかも知れない。

今の政治は、謝ったら死ぬ病、弱気な発言は即ゲームオーバーのチキンレースになっている。そのチキンレースに人命がかけられているのだから、正に戦争状態と呼んで良い。マスク2枚の是非とか寝ぼけた事を言っている場合ではない。

(Facebookで書いた内容を加筆訂正したもの)